国会図書館

国会図書館職員になるためのルート

国立国会図書館は、東京都千代田区永田町に本館を置く図書館です。

国会図書館の施設は全国に3ヶ所あり、千代田区の本館のほか京都府相楽郡にある関西館と、台東区上野公園にある国際子ども図書館となっています。

昭和23年に開館して以来「国立国会図書館法」という法律をもとに施設運営や職員の採用などを決めています。

組織としては立法府である国会の中の一組織として位置づけられており、衆議院・参議院の議院運営委員会の監視下のもとにおかれます。

採用されるためには第三次試験までを受けなくてはいけないこととなっており、試験が行われる年度の4月1日時点で20歳以上29歳未満の者に限定されています。

特に学歴や所有資格に制限はありませんが、職員採用時に上記の年齢制限に当てはまらなくても館長が独自の判断で受験資格があると認められたものは試験を受けることができます。

試験はかなり難しく、教養試験の他に専門試験や英語試験、小論文試験に人物試験として面接を繰り返し行います。

毎年採用される人数はわずか数人~10人程度であることもあり、合格のための倍率は数百倍になってしまうのが通常です。

国会図書館職員としての適正とは

図書館職員というと、一般の図書館で仕事をしている貸出や返却の受付をする人を思い浮かべますが、国会図書館ではその他にもかなり多くの仕事をしていきます。

主なものとしては「立法調査」という館内の資料を用いて国会議員からの依頼のあった事項の調査を行うということがあります。

これこそが国会図書館職員の最も特徴的なところで、仮に国会議員から依頼がない場合であっても今後国会で論争のテーマになりそうなものがないかを自主的に調べて研究をしていきます。

もちろん一般の利用者に対して資料の貸出や提供を行うための業務も行い、新たに出版された書籍などを集めて国立国会図書館法に基づく納本整理をしていきます。

最近では電子図書館サービスという既存の資料を電子化して、著作権の期限が切れたものをWebサイトで一般公開をするといったことも積極的に行っています。

図書館という落ち着いた施設での活動ですが、実際にはかなりの企画力や行動力、コミュニケーション能力などが必要となるっため、研究が好きで自ら好奇心を持って業務にあたれる人材が望ましいと言えます。

今後の展望

国会図書館は大変に狭き門であるので、なろうと思ってもそう簡単になることはできません。

そのためもし目指すのであればかなり本格的に長期に渡り学習を進めていくという覚悟が必要になってくるでしょう。

その代わり採用後の待遇や研修制度はかなり恵まれており、新規採用後には新人研修、2~3年目には基礎研修、さらに昇進があったときにはそれぞれの研修といったように都度必要な学習環境が整えられています。

海外の大学院などに留学をする制度もあるので、一生かけて勉強をしていきたいという研究者肌の人に向いているでしょう。

今後も国会図書館がなくなるということはなく、またいずれかの組織に併合されるという心配はないため安定的に仕事をしていくことができます。

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