公務員の種類

航空管制官

航空管制官になるためのルート

全国にある空港で勤務をし、訪れる航空機に指示や誘導をしていくというのが航空管制官の仕事です。

所属は国土交通省航空局となっており、採用された後には全国各地にある飛行場に配属されそこでの業務に従事していきます。

日本国内には民間の飛行場などを合わせて相当数の航空機離陸発着場所があり、年間での発着数は約210万回、国内航空機の旅行者数だけを見ても約7800万人と莫大な数字となっています。

地上からは無限に広がっているかのように見える空ですが、実は空港はかなりの過密状態となっており、空港からの指示や誘導がしっかりと行われないといつどんな大惨事となってしまうかわからないような状態となっています。

国民の安全を守る重要な任務である航空管制官は専門の試験によって採用がされるようになっており、試験年度の4月1日時点で21歳以上30歳未満の者が受験資格を持ちます。

他の公務員試験と比較して特殊なのが視力が採用の条件になっているということで、裸眼もしくは矯正視力が片目0.7以下であるもしくは両眼1.0以下である場合は試験を受けることができません。

航空管制官としての適正とは

採用試験に視力や色覚が求められているように、まず航空管制官となるためには一定の身体的能力が備わっている必要があります。

その上で、激しく行き来する航空機を正しく誘導し、間違いのないように管理していくという業務をするためには、しっかりとした仕事のための意識を持たなくてはいけません。

どんな仕事でもミスは極力なくすべきものですが、航空管制官の仕事に限っていえば、自分自身のちょっとしたミスが、何百人もの人を死傷させる大事故になってしまうこともあるのです。

2014年に韓国で起きた「ナッツリターン事件」は日本でも大きく取り上げられていましたが、これは飛行前だから引き返してもよいということは決してなく、空港内で一度離陸の体制に入った飛行機が突然に進路を変更するということが、場合によっては重大な事故の原因にもなりかねなかったということで批判が集まったのです。

世界的な規模で見るとかなり頻繁に航空機や空港内での事故やニアミスは起こっており、そうした間違いが絶対に起こらないようにすることこそが航空管制官としての使命となります。